外国語教育研究センターとは

Ⅰ:外国語教育研究センターの概要

外国語教育研究センターは1997年に発足した学部から独立した機関で、外国語についての教育と研究を行っています。現在教えている外国語は10ヶ国語で、英語のみならず世界の主要言語が学習できる環境になっています。 外国語の授業以外でも、言語とそれに関連する文化・社会についての調査研究を行い、年1回『言語・文化・社会』という研究紀要を発行しています。また、外国語教育に関心を持つ人を対象とする外国語教育研究のワークショップを主催するとともに、大学の社会貢献の一環として、広く海外の社会や文化を題材とした 一般・学生向けの講演会も開催して、全学の外国語に対する要望にこたえています。

現在、専任教員は15名、特任教員が1名です。英語担当が9名(2名はネイティヴ・スピーカー)、ドイツ語担当が2名、フランス語担当が2名、中国語担当が3名、約600の外国語クラスの管理運営を行っています。事務担当の職員は5名です。

 

センター事務室は中央教育研究棟6階です。このほか、CALL教室と外国語自習室(中央教育研究棟6階)がありますので大いに活用してください。外国語自習室では、パソコンを使ってのTOEIC演習や自習教材の管理を行っており、学生の外国語学習のお手伝いをしています。

Ⅱ:外国語教育研究センターの理念・目的・教育目標

「ひろい視野、たくましい創造力、ゆたかな感受性」を持つ優れた人材の育成という学習院の「教育目標」をふまえて、学生の潜在能力を十分に引き出し、学習院を卒業した教養人として求められる様々な状況に相応しい高い外国語運用能力を、英語のみならず複数の外国語について身につけ、深い国際的な教養を備えるとともに自国の言語・文化・社会にも通暁した人材を養成する。

また、外国人との意思疎通や海外からの情報収集のための能力を習得することにとどまらず、外国語を通じて日本とは異質の社会・文化を深く理解し、自らのアイデンティティを踏まえた上で、様々な事象を多層的・多元的に見ることのできる複眼的視点を獲得することが求められる。